豊國宮番匠大匠(とよくにみやばんしょうおおきたくみ)
世に言う(大工)も、その昔は(番匠)と言われていました。その番匠にも位があったそうです。(大匠)とは、奈良時代以前は(官名)で、〈おおきたくみ〉と読み 代表的な人物として、熱田神宮の宮番匠大匠…『岡部又右衛門』 (織田信長の命により安土城を築城時の総棟梁)が、それに属していました。(大工の意味には時代により変遷があります)。
今で言う大工棟梁らを束ねる最高の称号の事で、(大匠)を名乗る事は番匠頭(大工棟梁)と言えども選ばれしものだけに与えられたと言います。
すなわち…(豊前国住宮大工総棟梁)という意味です。